Laziness

みなさん、やるべきことを怠ってますか?

私も怠ってます。

論文の執筆を、発表練習を、プログラムの構成を。

そんな私は、ついついやるべきことを後回しにしてしまいます。怠けちゃダメだと思っていても、しっぺ返しを食らうのは自分だと分かっていても、時間的な余裕がなくなるまで(あるいは、なくなっても)作業に取り掛かれません。

そして、そんな怠惰な自分が嫌いです。

生産性皆無な自己憐憫に浸るのはよくないですが、怠惰な自分というのもまた問題なので、原因について分析してみます。

よくよく考えてみると、自分の「怠惰」は次の2つの要素で構成されているような気がしてきました。

  1. タスクに対するやる気の欠如
  2. タスクに取り掛かった時に気が散ってしまうこと

似た話に見えるかもしれませんが、実のところこの2つは全然違います。

例えば、影響を及ぼすタイミング。

あるタスクの流れを「ウォーミングアップ」「作業」「クーリングダウン」の三段階に分けることを考えると、1の「やる気」は「ウォーミングアップ」に作用します。タスクの脳内での優先順位が低いと、タスクを開始することがどんどん億劫になり、後回しになってしまいます。一旦作業に取り掛かりさえすれば、やる気があろうがあるまいが関係ありませんが。

対して、2の「気が散る」ことは、作業中に本領を発揮してしまいます。SNSの通知や、周りの話し声、雑談への誘いなど、原因は様々ですが、集中力が切れてしまうと作業は中断してしまいます。その暁には、ウォーミングアップから始めなければならず、やる気の欠如と再度格闘する羽目になります。

原因も違います。たとえタスクに対して前向きになれたとしても、怠けから完全に抜け出せるわけではありません。そのタスクが娯楽的な性質を持つものでない限り、作業中に気が散ってしまいます。逆に気が散らない環境を整備したとしても、タスクに対して前向きになれなければ、ウォーミングアップのフェーズを抜け出すことができません。

 

そこで、最近試みている対処法を紹介したいと思います。

 

  1. タスクに対するやる気の欠如

→面白いor成長する機会だと自分に言い聞かせる

楽しい!と思えば心理的障壁は低くなるものです。研究に関するタスクであれば、論文執筆の辛さやプログラムの動かなさに執着するより、目指している成果の素晴らしさや、扱っている題材の面白さに目を向けるようにします。そうすれば、きっと科学の素晴らしさに心を奪われたあの頃の自分が、少しばかりか取り戻せるはずです…

 

次に、

  1. タスクに取り掛かった時に気が散ってしまうこと

→場所を変える

人は場に影響を受けてしまう生き物です。遊びの空間にいると、遊びのテンションは上がりますが、勉強はしにくくなります。私は空間の使い方が無頓着なくせに場の雰囲気に引っ張られてしまうので、自分の納得できる「作業空間」を探してタスクをこなすようにしています。具体的にはスタバとかですね。でもコーヒー高杉

 

最後に、タスクがこなせなくても、あまり思いつめないようにしています。失敗を反省することは大事ですが、気分まで落ち込んでしまうと、成功体験につなげることができませんので。

どうしても気分が滅入る時は、大胆な気分転換を図ることにしています。一人旅、オススメですよ。

 

どうか皆様もよい進捗を。